四月

 もうすぐ終わり。空白の時でした。この期間を後に私はどう総括できるのだろうか。この間の記録はないし、記憶もほとんどない。社会人としても、人間としても失格でありました。
 この病の怖さよ、と言ってしまってはいけないのでしょう。同じように苦しんでいる人は他にもいらっしゃる。私のは、だから、単なる甘えだ。