今年も間もなく終わり

 この二日間は平穏に過ごせました。しかし、いつ暴発するかわからない病人を抱え続けていることに変わりはありません。今後もこれは変わりません。
 それに変わりはないのですが、ある一種の「諦観」、あるいは「悟り」を持つことで気が楽になっているのも事実です。人として私が望んでいたある種の「幸せ」をあきらめればいいのです。それと引き換えで手に入る別の種類の「幸せ」、それを「幸せ」と呼べるのかどうかよくわからないけれど、私にはそれ以上のものは望めない。手に入れようとしてきた生活はもう手に入らない。そんなわけですから別の生活を手に入れることとしましょう。
 なんか、もう楽しいことはあり得ない。だから、その中で生きていきましょう。そういうこと。