今朝読んでいた本

日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか (PHP新書)

日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか (PHP新書)

 深夜から今朝にかけて眠れずにこの本を読んでいた。奇妙な理屈が書いてあるところもあるけれど、全般的に同意。これくらいの気概で国を愛するべきでしょう。
 例えば、こんな記述。

 では、ホモ・サピエンスが誕生する前はどうだったのだろう。これには二つの考え方があり、ダーウィンの進化論を肯定するか、否定するかに分かれる。進化論自体が人間の起源を説明する一つの学説に過ぎず、学会は肯定論と否定論に分かれ、学問的な決着に至っていない。それどころか、むしろ進化論に対しては根強い批判がある。

 で、否定するなら、人を造ったのは神であり、あるいは、天孫降臨を事実とする。

筆者は個人的に、天孫降臨が事実であるならば、いろいろな物事の辻褄が合うと考えている。

とさえ言う。そりゃあ、ダーウィンの説を「証明」することは不可能でしょうけど。
 こんなことばかり書いてあるとするとこれは完全な「とんでも」本になってしまうわけですが、幸い、そんなことはない。まっとうな愛国書でもある。