読売読書欄

完全解読 ヘーゲル『精神現象学』 (講談社選書メチエ)

完全解読 ヘーゲル『精神現象学』 (講談社選書メチエ)

 ヘーゲルといえば、青くささの色合いが極度に濃い哲学者。しかし悲しくも、逆の誤解に包まれていた。10 年前、長谷川宏訳によって、本邦ではその誤解が一挙に払拭された。その「〜のだ」という語尾に、青年の息吹は鋭く表現されていた。
(...)
 本書で「精神現象学」の概要をつかんだら、気に入った翻訳で全篇を読もう。特に若い人と団塊の世代に読まれるべきだ。「自己意識」の章などは高校の国語の教科書に載せてもいい。
小倉紀蔵、韓国思想研究者)

 長谷川宏訳とはこれ。

精神現象学

精神現象学

 こういうのもあった。
ヘ-ゲル『精神現象学』入門 (講談社選書メチエ)

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 これは既読。
新しいヘーゲル (講談社現代新書)

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