今日の本
- トルストイ 『アンナ・カレーニナ(中) (新潮文庫)』
- ああ,このフレーズはこの本だったのか.
子供たちはほとんどリョービンのことを知らなかったし,いつ会ったかも覚えていなかった.しかし,おとなが見えすいたごきげんとりをするときに,子供たちがよく感ずる,あの奇妙なはにかみや,嫌悪の色は示さなかった.子供たちはそういう見えすいた大人たちの態度に手きびしく反応するものである.偽善というものは,それがどんな種類のものであろうとも,きわめて聡明な洞察力のある人さえ,だましおおせることがある.ところが,子供はどんなに知恵の足りないものでも,相手がいかに巧みに偽装していても,すぐに気づいて,そっぽを向いてしまうものである.
- 鈴木芳樹 『スローブログ宣言!』
- 『変身 (新潮文庫)』の世界.(こちら→でもいいし,個人的にこの方が好き.『変身・断食芸人 (岩波文庫)』)
トップページをリニューアルした途端に気持ちが「醒めて」しまい,熱心にアクセスしなくなった個人サイトがいくつかある.肉親や友人の顔立ちが昨日までとはまるで別人のようになったら,どう接したらいいのか判らなくなるだろう.(pp.67)
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- しまった(^^;)
*1:真意のほどについては本文をあたられよ