今日の本

ぼくはしなない


ぼくは
しぬかもしれない
でもぼくはしねない
いやしなないんだ
ぼくだけは
ぜったいにしなない
なぜならば
ぼくは
じぶんししんだから*1

    • 母親はその苦しい思い,後悔の思いを綴っている.哀しい.
    • 一方父親は,結局のところ人生について分析しているにすぎないのではないか.それが「原因」の一つだというつもりもないが.

 その詩は,まだ幼く,つたないものであるといえるでしょう.そこには,言葉との格闘のあとが見えません.しかし,人に読ませることを目的としたものではないが故に,おのずから流れでたと思える透明な光りがあります.

*1:原文傍点あり