今日の本
- 松本章男 『道元の和歌 - 春は花 夏ほととぎす (中公新書 (1807))』
- 岡真史 『新編 ぼくは12歳 (ちくま文庫)』
ぼくはしなない
ぼくは
しぬかもしれない
でもぼくはしねない
いやしなないんだ
ぼくだけは
ぜったいにしなない
なぜならば
ぼくは
じぶんししんだから*1
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- 母親はその苦しい思い,後悔の思いを綴っている.哀しい.
- 一方父親は,結局のところ人生について分析しているにすぎないのではないか.それが「原因」の一つだというつもりもないが.
その詩は,まだ幼く,つたないものであるといえるでしょう.そこには,言葉との格闘のあとが見えません.しかし,人に読ませることを目的としたものではないが故に,おのずから流れでたと思える透明な光りがあります.
*1:原文傍点あり