台風が心配です.
どういう「構造」なのだろうと一瞬,不思議に感じた.
- (下に感情や感覚を表す表現を伴って)感情や感覚を引き起こすきっかけとなるものを表す.「僕は足が痛い」「故郷が懐かしい」 (『明鏡国語辞典 携帯版』)
- 下にくる状態の対象を提示する.可能・願望・好悪など.「字が書ける」「水が飲みたい」「音楽が好きだ」「おどりがうまい」 (『角川 必携 国語辞典』)
- 後の情意を表す形容詞,可能の表現などに続け,その原因・条件となったことを示す.「故郷が恋しい」「この本が私には面白い」「歩くのが楽しい」「本が買える」 (『広辞苑 第五版 普通版』)
- 「ほしい」「すきだ」「にくい」などの主観的な感情・意思を表す形容詞・形容動詞や,「わかる」「できる」などの可能を表す動詞の対象となる事物に付く.この格を「対象格」ともいう.「話が聞きたい [ヘボン]」 (『新潮現代国語辞典』)
- 動作・作用の対象.このような,希望・好悪・可能の対象を表す「が」の用法を対象語とよぶ説もある.また,これらの場合,「が」の代わりに,「を」も用いられる.「映画が見たい」「シンプルなのが好きだ」 (『ベネッセ表現・読解国語辞典』)