今日の本
ボクには世界がこう見えていた―統合失調症闘病記 (新潮文庫)
- 作者: 小林和彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/10/28
- メディア: 文庫
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この「父」や「妹」の気分で読む。壮絶な思いだったろうな。
これを読む限り、発作にはきっかけがある。予兆もある。
また、この著者は自殺衝動がない。そこが救いか。介護者にとって、ある意味それが一番恐ろしいのだから。
「自殺をしないのが患者の努め」とはいっても、発作が起こり、幻覚幻聴の中で生きているときにはそのモットーもどこかにいってしまうだろうに。
と、いろいろ複雑な思いで読んでいた。