今日の本

ボクには世界がこう見えていた―統合失調症闘病記 (新潮文庫)

ボクには世界がこう見えていた―統合失調症闘病記 (新潮文庫)

往復の車中で読む。おかげで他に持っていった仕事の資料や論文を一切読めなかった。読了。
この「父」や「妹」の気分で読む。壮絶な思いだったろうな。
これを読む限り、発作にはきっかけがある。予兆もある。
また、この著者は自殺衝動がない。そこが救いか。介護者にとって、ある意味それが一番恐ろしいのだから。
「自殺をしないのが患者の努め」とはいっても、発作が起こり、幻覚幻聴の中で生きているときにはそのモットーもどこかにいってしまうだろうに。
と、いろいろ複雑な思いで読んでいた。