富士フイルム「脱本業」 薬・コスメ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111223-00000002-fsi-bus_all

 バイオ医薬品は化学合成では作れない生体分子を使うため、副作用が少ないとされる。15年の世界市場は10年比で10倍の約2000億円に膨らむ見通しだ。20年前後には多くの先行品が特許切れを迎え、ビジネスチャンスの余地は大きい。

 06年に放射性医薬品の開発製造を手がける第一ラジオアイソトープ研究所(現富士フイルムRIファーマ)を買収し、医薬品事業に参入。その後は1370億円もの巨費を投じて富山化学工業を買収し、東大発の創薬ベンチャーにも資本参加。医薬品事業の収益拡大に努めてきた。