今日の本

打たれ強くなるための読書術 (ちくま新書)
 加藤周一が『読書術 (岩波現代文庫)』で薦めていること。

 たとえば日本を理解するために、論語と仏教の経典、日本の古典文学のいくつか、また西洋を理解するために聖書とプラトンを、できるだけおそく読むことが、「急がば回れ」の理にかない、「読書百遍」の祖先の知恵を今日に生かす道にも通じるだろうと思われます。

 Agree する。だけど、一般人に(私に)読める仏典はと言えば、法華経浄土三部経維摩経、あとは岩波文庫に入っている中村元の一連の訳書くらいのもの。恐らく加藤周一は、漢文で読めと言いたいのでしょうけれども。