今日の本

道元の禅は思想としても現代的に読めるものですが,宗教というものには最後には信じるという大切な問題が残ります.知識や理解を超えたところに信じるか,信じないかという問題が起こるのであって,これは,おのおのが自分の人生を賭けて考えざるをえないところです.この本の役目は,その手前まで,どう自分を追い込んでいくかということではないかと思います.