今日の本
道元の禅は思想としても現代的に読めるものですが,宗教というものには最後には信じるという大切な問題が残ります.知識や理解を超えたところに信じるか,信じないかという問題が起こるのであって,これは,おのおのが自分の人生を賭けて考えざるをえないところです.この本の役目は,その手前まで,どう自分を追い込んでいくかということではないかと思います.
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- そう,私は結局のところ「信じない」しか選ぶことができない.
- 松本章男 『道元の和歌 - 春は花 夏ほととぎす (中公新書 (1807))』
- これが出会いというもの.