今日の本
- 半藤一利 『昭和史 1926-1945』
- 確かにこういう視点も必要だとは思いますけれど,これはこれで,ある一面からの偏った見方なのではないでしょうか.新聞マスコミが世論をあおったのだ,と.そして,文藝春秋はその風潮の中にあって,批判的な言論も載せていたのだ,と.「大多数」の国民が陸軍の「活躍」に熱狂したのは事実なのだろう.一種の洗脳だったのかもしれないけれども,それを待ち望む風潮もあったのではないか.そこをおいといて,「我々一部の良識ある言論人は」という態度には疑問も感じる.
- 『少年H〈上巻〉 (新潮文庫)』のような胡散臭さともいえる.
- トルストイ 『アンナ・カレーニナ(上) (新潮文庫)』
- 芦辺拓 『切断都市』